前回に引き続きR&Bについて。
最近はYoutubeでR&BアーティストのMVをチェックして、気に入った曲を配信で買うことが多いです。
Eric Benét – Lost in Timeを買ってみた
前回紹介したNe-Yoの『Libra Scale』と一緒に買ったのが、Eric Benet(エリック・ベネイ)の『Lost in Time』です。
Youtubeで聴いた「Sometimes I Cry」がすごくよかったのでiTunes Storeで買おうと思ったのですが、アルバム全曲試聴をしたところ捨て曲なしのすごくいいアルバムで、データとしてではなくCDを買わねば、となぜか思い立ち購入した次第です。結局パソコンに取り込んで聴いて、CDはすぐに棚にしまわれるのはわかっているんですけどね。
なにはともあれこのアルバム、昔のソウル感満載で最高です。
ところで前回、最近のR&Bは同じようなトラックのものが多いと書きましたが、一聴して、お、これは違うぞ、と思った曲を紹介します。
それはTrey Songz(トレイ・ソングス)の「Can’t Be Friends」です。
この異色感、どこから来るのかと思ったら、このトラックは坂本龍一の「Bibo no Aozora」をサンプリングしたものだそうで、それがいい意味での違和感につながっているのだと思います。
またまた話が変わって、最近のR&B、特にエレクトロテイストのビリビリ系を聴いていて気づいたことがあります。
それはクラッシュシンバルを使っている曲が少ないということです。もしくは使っているとしてもかなり薄く鳴らしています。これが最近の傾向なのか前からそうなのかはわかりませんが。スターゲイト(多くのヒット曲を手がけるプロデューサー集団)系の特徴であって、一般に当てはまるものではないかもしれません。
そもそもクラッシュって生音系のもの以外ではあまり使わないものなんですかね。私の場合は今まであまり深く考えずに8小節間隔くらいでバシバシ鳴らしてきたのですが。いや、ハウスやトランスなどは歌ものでもバシバシ鳴ってますね。
まあとにかくビリビリ系R&Bを作るときはクラッシュはあまり使わない、これを心がけてみると、お、わかってるな、と思われるかもしれません。自信はまったくありませんが。
70年代ソウル好きはぜひ。