ABLETON Live(エイブルトン ライブ)はその名の通り、楽曲制作だけでなくリアルタイムのライブパフォーマンスも可能なソフトです。
素材をループさせながら組み立てていくクラブ系のトラック制作に向いており、DJ KRUSHほか、ライブパフォーマンスを重視するアーティストたちから高い評価を得ています。
ABLETON Liveの特徴
Liveの最大の特徴は「セッションビュー」の存在です。
Liveにはアレンジメントビューとセッションビューという二つの編集画面があるのですが、縦軸にトラック、横軸にタイムラインという従来のDAWと同じ形式のアレンジメントビューとは異なり、セッションビューはより即興的な音楽制作に対応したものになっています。
セッションビューでは横軸にトラックが並び、縦軸のパート(クリップ)に、音のフレーズ(オーディオサンプルやMIDIで作ったもの)をはめ込んでいきます。これらのパートを同時に鳴らしたり、特定の音を抜いたりして曲を構築します。もちろん即興的に作ったサウンドを、アレンジメントビューにレコーディングすることも可能です。
音の抜き差しで曲の展開を作っていくクラブ系のトラックに特に向いている制作方法といえます。
ABLETON Liveの種類
ラインナップはエントリーグレードの「Live Intro」、ミッドレンジグレードの「Live Standard」、フラッグシップグレードの「Live Suite」の3つ(Intro < Standard < Suite)。
StandardとSuiteの違いは、サウンドライブラリやソフトシンセ、エフェクトの数の差なのですが、Introは、オーディオとMIDIトラック、セッションビューで使われるシーンの数の制限があるので、本格的に曲作りをしたい方にはStandard以上をオススメします。
Windows / Mac両対応
→ABLETON Live 11製品情報(メーカーサイト)
→機能比較(メーカーサイト)